私たちは、大人の発達障がい当事者及び発達障がいグレーゾーンの方々が、自分の特性を活かしながら社会の中で生き生きと活躍できる未来を目指しています。
彼らがその特性を障害ではなく個性として認識し、自分らしい生き方を見つけられる社会。
そして、周囲の人々がその特性を理解し、偏見や誤解を持たずに接することが当たり前となる社会が、私たちの目指すゴールです。
そのような社会では、発達障がいという特性が「弱み」ではなく「強み」として認識され、当事者一人ひとりが自分の能力を発揮できる環境が整います。
結果として、多様な人々が互いを補完し合いながら共生し、社会全体の包括性と生産性が向上するのです。
私たちのミッションは、大人の発達障がい当事者や発達障がいグレーゾーンの方々と、その周囲にいる人々を支援することです。
具体的には、以下のようなミッションを掲げています。
1. 当事者の自己理解と成長を支援
心理教育やセラピーを通じて、当事者が自分の特性を理解し、それに合った対処法を学び、自己肯定感を高める手助けをします。
2. 職場環境の改善を推進
発達障がい者を雇用する企業に対して、特性を活かすための環境整備や支援プログラムを提案します。これにより、当事者が安心して働ける環境を整えます。
3. 発達障がい当事者の支援者や家族へのサポート
家族や部下、同僚に発達障がい当事者がいる場合、当時者とうまくコミュニケーションが取れず、支援者が大きな悩みを抱えるケースがあります。私たちは当時者とのかかわりに悩みを持つ家族や支援者が無理なく支援という役割が担えるようサポートします。
4. 社会の偏見をなくす啓発活動
発達障がいについての正しい知識を広めるため、セミナーや講演、情報発信を行います。これにより、社会全体の理解を深め、多様性を尊重する文化を育てます。
私たちは以下の約束を守ります
- 当事者や支援者の声を真摯に受け止め、活動に反映させます。
- 科学的根拠に基づいた支援プログラムを提供します。
- 社会全体に広がる変化を生み出すため、継続的な啓発活動を行います。
そして、
「誰もが自分の特性を活かし、共に生きる社会」
を実現するために、私たちは全力で取り組んでいきます。
はじめまして。
「ネクスト・ステップ・ソサエティ」代表の 和田真嗣(わだ まさし)です。
私は幼少期から強い対人不安を抱え、人前で話すことが苦手な子どもでした。
社会人となり一般企業に勤める中でも、その特性は変わらず、40代になってからは職場での人間関係が悪化。部下をうつに追い込んでしまったり、家庭との不和に悩むなど、自分の行動が引き起こす問題に深く苦しみました。その後、自分自身に何か原因があるのではと感じ、診断を受けた結果、ASD(自閉スペクトラム症)の傾向があることが分かりました。
この診断は自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
この時出会った認知行動療法(REBT)は、私が自分の特性を受け入れ、自分の行動や考え方を改善する大きな力となりました。
その後、心理学を本格的に学びたいと思い立ち、大学で心理学を学び、現在はさらなる学びを深めております。
私自身の経験を通じて痛感したのは、「知ること」と「自分を受け入れること」の重要性です。
もし過去の私のように、自分の特性に気づけず苦しんでいる方や、その周囲で支える方々がいるなら、少しでも力になりたい。
そんな想いから、この「ネクスト・ステップ・ソサイエティ」を立ち上げました。
私たちの目標は、発達障がい当事者や発達障がいグレーゾーンの方々が自分の特性を理解し、それを活かして生き生きと暮らせる社会をつくることです。
個々の特性は「弱み」ではなく「強み」となる可能性を秘めています。
それを引き出すために必要な支援や情報を提供し、当事者も支援者も共に歩む「次の一歩」を後押ししていきます。
私たちの取り組みが、あなたやあなたの大切な人々の一助となれば幸いです。どうぞこれからも、私たちの活動を温かく見守り、そして共に歩んでいただければと思います。