2025年3月8日終了 ジブン・ラボ・レポート

「発達特性とストレスの向き合い方」と題し、ジブン・ラボ(勉強会)を開催しました。

当日は3月にも関わらず雪が降る中、6名の方に参加いただきました。

 

 

まずは自己紹介から

まずはファシリテーターの私の自己紹介をさせていただきました。

(私の自己紹介はコチラを参照ください)

 

発達障がいは当事者だけが問題なわけではない

次にお話したのはこのことでした。

 

(以下お話したことの概略です)

そもそも発達障がいとは

発達特性+環境との不適応

からくるものだということです。

「発達特性」とは「発達障害の人の特徴」ではありません。

生まれつきの脳神経の発達特性(傾向)のことを言います。

顔や姿と同じように、脳もひとりひとり違い、誰もが特性を持っています。

つまり「発達特性」は誰にでもあるのです。

では、なぜ発達障がいになる人もいれば、発達障がいにならない人もいるのでしょう?

それはその人が置かれた環境からの影響があるからです。
つまり発達障がいとは個人の発達特性がその人の環境要因との不適応によって引き起こされるのです。

つまり発達障害当時者のみが問題ではないのです。

 

しかし環境はすぐには変わらない

つまり発達障がいを解決するには、当事者と環境、双方が変わる必要があります。
しかしながら現実は厳しい。

当然ネクスト・ステップ・ソサエティの活動でも努力します。

しかしながら私たちがどんなに頑張っても環境はすぐには変えることはできないのです。
そこで発達障がいに悩まれる人は環境に適応するためのスキルを身に着けることがとても重要なのです。

そのスキルの一つとして認知行動療法(REBT)の理論を中心に今回のジブン・ラボではお伝えしようと思います。

 

認知行動療法(REBT)のメリット

認知行動療法(REBT)を学ぶメリットは「自分が自分のカウンセラーになれること」です。
どんなに良い心理療法、カウンセラーがいたとしても、1時間のカウンセリングには安くても7,000円~がかかるのが普通です。

かなり経済的に余裕がある方でないと受けられないが実情ではないでしょうか。

しかし、REBTにはセルフヘルプという考え方があります。

セルフヘルプとは直訳すると「自分を助ける」という意味ですがこれこそ「自分が自分のカウンセラーになる」ということなのです。

REBTではセルフヘルプを行うための方法論がすでに確立されています。

私はジブン・ラボでREBTのセルフヘルプの方法を皆さんにお伝えしようと思います。

REBTのセルフヘルプを習得することで「自分が自分のカウンセラーになること」

それは大きな金銭的な負担を負うことがなく、自分自身で自分の問題を解決することにつながるのです。

 

この後、REBTの理論を中心にお話しました。

皆さんからも多くの質問をお受けして、あっという間に2時間でした!

 

参加者の声

参加者の方々からは次のような感想をいただきました!

気になったことが、その場で聴けた。

・抗議の内容が入っていきやすかったです。

・ファシリテーター自身がセルフケア出来る手段として認知行動療法を実践され、自身の経験を交えて説明されていたのが良かったです。 皆さんが思った事感じた事を発言されていて雰囲気も良かったし、新しい勉強会を作って行こうというファシリテーターの勇気と謙虚さが伝わってきました。

 

次回に関して

参加いただいた方からはこのような前向きなご感想をいただき、大変勇気づけられ、感謝しております!

ただ、理論の部分に時間を取られ、当初予定していたワークショップまで実施することができず時間切れとなってしまい申し訳ありませんでした!

次回は5月10日18時半~世田谷ボランティアセンターでの実施を予定しております。

次回は今回の理論の復習を30分ほど行い、その後ワークショップを行いたいと思います。

是非今回参加された方も、今回は都合がつかず参加できなかった方もご参加ください!